2014年5月7日、タイのインラック首相が権力を乱用したという違憲行為の罪に問われて失職した。
これは、2011年に国家安全保障会議事務局長を無理やり失職させ、その代わりに首相の親族を代わりに就けたという行為が問題となっていたものだった。
インラック首相が今回の憲法裁判所で負けるのではないかというのは、失職したタウィン氏が2014年3月に復帰していることからもおおよそ予測されていたが、その通りになった。
インラック首相は2013年11月に、兄であるタクシン元首相を帰国させようと画策、恩赦法案を無理やりに押し込んだ。これによって一気に反対派を勢いづかせることになり、半年で自滅することになった。(あと2ヶ月の政治生命か。一気に窮地に陥るインラック首相)
本来であれば、2014年2月の選挙が総決算になるはずだったが、野党がこれをボイコットしたために無効選挙となっていた。インラック首相はこれによって、かろうじて首の皮一枚で首相の座にあった。