◆「タイの政治動向は再び激動になる」と噂されている理由

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タイは2006年にタクシン・シナワット首相の追放、2014年にインラック・シナワット首相の追放によって、現在はプラユット・チャンオチャ氏による軍事政権が継続している。

2006年の軍事クーデター以来、政治的混乱が続いていた状況を抑えたプラユット首相は、当初は政治的混乱に嫌気を指していた国民に歓迎された。

プラユット首相の求心力の背景には、国民に絶大な人気のあったプミポン国王の存在もあったのも大きかった。

しかし、本来は「暫定」だったはずの軍事政権はすでに4年も続いている。さらに後ろ盾だったプミポン国王も、2016年10月13日に崩御したこともあり、プラユット首相の求心力も陰りが見えるようになった。

新国王となったワチラロンコン国王は、実は素行に大きな問題のある人物だったが、このワチラロンコン国王を擁護してきたのがタクシン・シナワットであった。

そのため、現在はタイ国内から追放されているタクシンとインラックをワチラロンコン国王が恩赦する可能性が指摘されており、もしそうなるとタイを混乱させてきたシナワット一族はタイに「凱旋」することになる。

折しもタイでは1年以内の選挙も予定されている。タイは再び熱い政治的混乱に見舞われても不思議ではない。(鈴木傾城)

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