閲覧注意
中国でひとりの売春ビジネスで生きていた若い女性がめった刺しにして殺された。貧困の売春地帯ではよくあることだ。男と女は秘めた密室の中で意外に揉める。
女は「金、金、金」と男に突きつけて怒らせたのかもしれない。あるいは男は最初から金を払うつもりがなかったのかもしれない。女はあまりにも事務的だったのかもしれない。男はあまりにも乱暴で女が怒ったのかもしれない。
女は男の容姿や行為を馬鹿にしたのかもしれない。逆に男が女の容姿や行為を馬鹿にしたのかもしれない。
売春の現場では男と女は出会ったばかりであり、しっかりとした結びつきがないまま衝突すると、突如として殺意が湧き上がり、それが激情となって殺人に向かうことがある。
ところで、「めった刺し」というのは、何を意味しているのだろうか。それは、異常でサディスティックな犯罪者の仕業なのだろうか。
めった刺しは「オーバーキル」とも言われる。これは「過剰殺戮」と日本語では言われるのだが、面白いことに「オーバーキル」は、必ずしもサディストやネクロサディスト(死体損壊愛好者)の範疇には入らないこともあるという。
めった刺しというオーバーキル(過剰殺戮)がサディストの範疇に入らないというのは、どういうことなのか。