マレーシアと言えば、イスラム教国家で女性も宗教に縛られていて真夜中の世界をうろつく男たちにとっては、それほど面白い国ではないという印象がある。
実際、マレーシアの男たちも夜の女を追いたいと考える男は、自国のカラオケ屋に擬態した売春宿では物足りないと考えて国外に出る。
国外と言ってもマレーシアは隣国と陸続きだ。国境越えはそれほど大変ではない。だから、週末になると国境では民族大移動のような混雑になる姿が見られる。
彼らはタイの国境を越えてタイ深南部の売春地帯に沈むか、もしくは南下してシンガポールのゲイランに向かう。
あるいはシンガポールからさらに船に乗ってインドネシアに入ってバタム島やビンタン島のようなリアウ諸島に入っていく。リアウ諸島まで南下するマレーシア人と言えば、かなり気合が入っているが、実際にそうした男たちはいる。
しかし、マレーシアはマレーシアで多民族国家であり、国教はイスラムではあっても、国民の全員がイスラム教の影響下にあるわけではない。
中華系は仏教、インド系はヒンドゥー教、その他にもアニミズムもキリスト教も存在している。
つまり、イスラムの女性の中にもイスラムの戒律に縛られないで肌を晒す女性もいるということだ。
マレーシアのフリーランスのモデル「ミヤル・ヤップ」もそんなひとりである。とびきりセクシーな女性で、とてもマレーシア人の感覚に見えない。