誰にも秘密がある。イギリス人の女性たちを含め、ヨーロッパ女性たちにも秘密がある。日本人が知らないヨーロッパ女性の闇をのぞいていこう。その女性たちの闇は、アフリカの貧困「ガンビア」と関連する。
彼女たちはガンビアに「3S」を求めている。
その前に、ほとんどの日本人はガンビアという国があることも、その位置も、どういう国なのかも、まったく知識がないはずだ。アフリカ大陸の西端に位置するガンビアは、面積も小さく経済規模もきわめて小さな途上国だ。
人口は260万人ほどしかなく、生活水準は極めて低い。2025年最新の統計によると、ガンビア全体で53.4%が貧困層にあたる。特に農村部では76%に達しており、農業従事者が全体の約70%、そのうちの91%が「極度の貧困」状態に分類されている。
そのため、彼らは農村を捨てて都会に出てくるのだが、そのせいで都市人口は全体の6割以上を占めるまでになっている。だが、都会に出たところで豊かになれるわけではなく、失業やスラム化が深刻な課題となっている。
雇用されている国内労働者の81%は非正規か日雇いかその類いだ。とくに若者は正規雇用につく機会がきわめて限定されている。それにもかかわらず、ガンビアは人口の約44%が14歳以下という極端な若年化社会なのだ。
若者の多くは労働力として十分に活かされず、結局は貧困を這いまわるしかない。政治は例によって安定性に欠けており、内外からの援助に依存しているだけで国をどう成長させるのか、そんな計画はいっさいない。
農業の生産性は低く、天候不順やインフラ不足が直撃しやすい。そのため、若者たちは農業なんか誰もやりたがらない。
そんな若者が、唯一「カネを稼げそうな仕事」が観光産業だ。ここに、イギリスを含め、ヨーロッパの女性たちがやってきている。彼女たちは何を求めているのか?



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