2025年10月4日。タイ・パタヤの中心部で、日本人観光客が暴行を受ける事件が発生したという。
場所はSoi13のチャルムプラキアット通り付近。ここは、バイクの往来が激しい歓楽街の一角である。被害に遭ったのは57歳の日本人男性だった。彼はバイクで走行中にタイ人男性と口論になり、その場で殴打された。
加害者は若いタイ人男性とされ、顔面を拳で何度も殴りつけ、鼻骨骨折を伴う重傷を負わせた。目撃者によれば、被害者はその場で血まみれの状態になりながらも、病院への搬送を拒否して自力で帰宅したと伝えられている。
パタヤは東南アジア有数の歓楽街として世界的に知られているが、歓楽街であるがゆえにあちこちでトラブルが頻発する。今回の事件は典型的な「ロードレイジ」であるとも言える。
ロードレイジとは、路上でのトラブルが昂じて、激しい暴力に発展する案件を言う。
今に始まったことではないが、パタヤでは男も女も路上でトラブルに巻き込まれ、暴力沙汰になる事例が繰り返し報じられている。日本人だけでなく、アメリカ人も、イギリス人も、ロシア人も、インド人も、あらゆる男、女が事件に巻き込まれている。
今回はたまたま被害者が日本人だった、という話だ。
現場の治安カメラには当時の状況が記録されていたので、警察は加害者の特定を急いでいる。すでに逮捕状の発行が検討されていると報じられており、警察は傷害事件として捜査を進めている。
事件発生後、パタヤ警察は被害者や目撃者から事情を聴取し、監視カメラの映像を解析中である。
彼が治療を拒否し、重傷を負ったまま現場から離れたというのは気持ちはわかる。治療費が高いというのあるし、トラブルが長引くことや、事を大げさにしたくないというのもあろうのだろう。
歓楽街では誰でもロードレイジに巻き込まれる可能性がある。



コメント