2024年11月6日。タイの歓楽地パタヤで、うさんくさい2人の日本人が逮捕されている。日本人が、日本人を恐喝して逮捕されるという事件だった。警察は2人が寝ていたホテルの部屋に踏み込み、どちらもその場で身柄を拘束した。
この事件の詳細を見てみると、ふたりの男はかなり暴力的かつ非人道的なことをしており、容疑者が逮捕されて詳細があきらかになると、地元メディアをも巻き込んで大きな話題となった。
現地のローカル紙では「日本人ギャング」と書いている。ひとりは背中に大きな刺青を入れているので、半グレかヤクザなのかもしれない。
事件の発端は、バンコク在住の日本人男性とその妻が「ビザ取得のサポート」を名目に、多額の現金を要求されたことだった。この夫婦は3人に拉致され、秘密の隠れ家に連れて行かれたあと、ポイペトのビザ申請手続きの費用として「30万バーツ(約130万円)を払え」と脅されていた。
ポイペトのビザ申請なんか、4,000円前後でできるものだ。これを130万円というのだから、相当なぼったくりである。
被害者は13万5,000バーツしか持っておらず、それを渡したのだが犯人たちは納得せず、被害者を草地に連れていき、殺して埋めると脅したのだった。そのあと、カセート=ナワミン地区のホテルに監禁し、「夜通し」暴行を加えた。
このとき、男たちは被害者に排泄物を食べさせていたという。
被害者は犯人たちが油断したスキを突いて日本大使館に連絡し、その結果、警察によって救出された。容疑者は、福 二樹(45歳)と浅井仁樹(26歳)と、タイ人1人だ。
タイ人は逮捕されたが、2人の日本人は逃亡し、パタヤのホテルに潜伏しつつ、現地警察による捜査網を逃れようとしたが、最終的に警察が彼らの潜伏先を突きとめて逮捕に至ったのだった。逮捕現場では、マリファナとその吸引器具も押収されている。
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