◆映画『バクシャク(捕食者)』で見る、インド最悪の少女監禁性虐待事件の実情

◆映画『バクシャク(捕食者)』で見る、インド最悪の少女監禁性虐待事件の実情

映画『バクシャクー犯罪の告発ー』を観た。この映画は実話の映画化で、2018年にインドのビハール州ムザファルプル児童保護施設で起きた事件を基にしている。

外側から鍵がかけられ、密閉状態となった児童保護施設に数十人の少女が「保護」されていたのだが、この施設の運営にかかわる男ども全員が少女たちを恒常的に性虐待していた。それだけでなく、人知れず殺害しては闇に葬っていた。

少女たちは一室に数十人つめこまれて殴られ、叩かれ、罵倒され、夜になったらポルノ映画が流されている部屋で踊らされていた。男は気に入った少女がいたら、睡眠薬を飲ませてベッドで少女をレイプし、全裸で朝までいるように強制した。

少女たちは避妊具なしで恒常的にレイプされていたので、施設には経口避妊薬、緊急避妊薬、妊娠検査キットなども常備されていた。それでも妊娠してしまう少女がいる。そのため、闇の堕胎医までこの児童保護施設の性虐待にかかわっていた。

この堕胎医もろくでもない医師で、堕胎を依頼されたのに、少女が暴れて噛みついたからといって、少女の膣に「唐辛子粉をぶちこんでやった」とあざ笑いするような男であった。

そして、児童保護施設のオーナーは、ここから逃げようとしたり抵抗したりする少女を、拷問したり、殺したりしていた。少女たちは保護すべき親がおらず、不正によって、彼女がそこにいる記録さえ消すことができた。

この児童保護の性虐待には州の大臣もかかわっていて、密告があっても調査されないように圧力がかけられていた。

これを弱小報道局の女性記者が事件の密告を受けて調査するのだが、女性記者にも危機がせまって何度も壁にぶつかって取材が暗礁に乗り上げている。警察もアテにならない。そんな中で、彼女は必死で犯罪の告発を行う。

これが実話だから恐ろしい……。

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