◆メディカルダイエット。アンダーグラウンドの住民は努力が嫌いだが効く薬は好きだ

◆メディカルダイエット。アンダーグラウンドの住民は努力が嫌いだが効く薬は好きだ

あなたは努力しないで痩せたいだろうか? 抑えても抑えても止まらない食欲を抑えたいだろうか? 苦しい運動もせず、自然に痩せることを望まないだろうか?

そういう薬がすでにできている。

イーライリリーが発売する「トルリシティ」「マンジャロ」「ゼップバウンド」、あるいはノボノルディスクが発売する「オゼンピック」「ウゴービ」「リベルサス」である。

これらの薬はGLP-1受容体作動薬と呼ばれているのだが、継続的に取ると食欲が抑制されて痩せていくのである。医師の診断の元にきちんと量を守って飲んでいると、副作用もほとんどない。

もちろん、どんな薬でも副作用がゼロの薬はあり得ないし、またGLP-1受容体作動薬を受け付けない体質の人も少なからずいるので慎重に採る必要はある。興味深いのは、これらの薬を飲むと副作用どころか、むしろ痩せることによって心臓や血管に良い作用がもたらされるという臨床実験もある。

これまでの痩せ薬はうさん臭いものが多かった。しかし、イーライリリーやノボノルディスクの発売する薬は、FDA(アメリカ食品医薬品局)がしっかりと製品の安全性や有効性を証明したものであり、これまでの効くのか効かないのかわからない痩身薬とはまったくレベルが違う。

それは「効く」のである。

今後、間違いなくメディカルダイエットは人類の主流になる。肥満は薬によって「治療できる病気」になっていくのだ。欧米ではもう爆発的に使われており、その結果としてイーライリリーやノボノルディスクは世界で最大規模の製薬会社に成り上がった。

そして、GLP-1受容体作動薬はいよいよ日本でも使われるようになりつつある。はっきり言って、アンダーグラウンドの人間は真っ先に使うべき薬になるのだろう。アンダーグラウンドは努力が嫌いだが「効く薬」は大好きだからだ。

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