◆もう肥満で悩む時代は終わり? アンダーグラウンドの住民が飛びつく薬ができた

◆もう肥満で悩む時代は終わり? アンダーグラウンドの住民が飛びつく薬ができた

肥満は先進国のみならず後進国でも広がっていて止まらない。現在は、低所得層であればあるほど太ることも知られている。何しろ、安い食品は太るようにできているのだ。自然に近い食品は高く、工業製品に近い大量生産できる食品は安い。

大量生産できる食品というのは「超加工食品」である。たとえば、ポテトチップス、菓子パン、カップ麺、クッキー、ビスケット、冷凍ピザなどは超加工食品の典型的な食品として上げられる。

これらの食品は、カロリーが高く、糖分、塩分、脂肪が豊富だ。また、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足している。

しかし、安いのだ。

低所得層はそれがゆえに超加工食品を恒常的に食べ、激安の炭水化物を取り、さらに糖分にまみれたドリンクで炭水化物をノドに流し込む。その結果として、肥満、糖尿病、心臓病、癌などの慢性疾患のリスクを高めることになる。

また、これらの食品は糖分や塩分や油脂で中毒性もあるので、食欲のコントロールを不能にする。食品関係者の中には、超加工食品のことを「工場で作ったエサ」と表現する人もいるのだが、低所得層はエサで太っていくのである。

いや、すでにこれらの食品は低所得層だけではなく、高所得層の一部をも取り込むようになっており、多くの高所得層がオーガニックで健康的な食品を買うことも取ることもできるのに、わざわざ超加工食品に食らいつくようになっている。

その結果、現代は約19億人近い成人が肥満状態であり、そのうち約6500万人が重度肥満となる壮絶な状況になってしまっているのである。

しかし、もしかしたら肥満は過去のものになるかもしれない……。

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