2022年12月8日、フィリピン政府はひとつの深刻な問題について国連と会談し、その後メディアに向けて何が起きているのかを説明した。
「フィリピンの児童の売買と性的搾取の現状は世界で第一位を占めている。我々は国連に公的な手紙を渡したが、それはマルコス政権がこの問題に対して宣戦布告したという内容が書かれている」
「私たちは世界で最も深刻な児童の性的搾取の問題を抱えており、これはなくすべきだ。マルコス政権(現ボンボン・マルコス政権)は、児童の性的搾取の現状を止めようと努力している」
フィリピン政府が言う通り、フィリピンは今もなお児童の人身売買、性的搾取、強制結婚、児童労働の問題を抱えている国であり、それは歴代政権が何度も何度も政治的介入を行って改善しようとしてきたものだった。
しかし、フィリピンから児童の人身売買、分かりやすく言えば児童への強制売春は今もなおまったく消し去ることができていない。
国連はフィリピン政府に対して「フィリピンでは児童がどのように人身売買に巻き込まれているのか、あるいはその規模はどれくらいのものなのか、公式な統計としては限られたものしかない」と述べて、被害児童の定義や統計の不備のために、現状は過小報告になっているのではないかと述べた。
「これは法律できちんと処罰する問題である」
フィリピン政府はこれに応え、マルコス政権は近々、児童を保護するための新しい法律を制定する予定となっている。しかし、フィリピンの現状は法律を制定して解決するのだろうか。
現状はどう見ればいいのだろうか。私は答えはこうだ……。