◆テルメ。バンコクの援助交際バーに、売春女性が一堂に集う

◆テルメ。バンコクの援助交際バーに、売春女性が一堂に集う

バンコクにはコーヒーショップと言われる場所がある。

グレース・ホテルのコーヒーショップは昔から有名だったが、最も隆盛を誇っているのは『テルメ(Thermae Coffee House)』である。

あまりにも売春する女性たちが集まり過ぎて、タイのテレビでも「売春の巣窟」として取り上げられて世論の顰蹙《ひんしゅく》を買ったこともあった。

はじめてバンコク・スクンビット通りにある『テルメ』に足を運んだのは、実は一九九九年の話だ。噂は前から聞いていたが、パッポンから遠いので、なかなか行く気にはならなかった。

と言うよりも、そもそもコーヒーショップに良い印象を持っていなかった。コーヒーショップと言えば、真っ先に思い出すのがグレースホテルだ。売春コーヒーショップと言えば、ここが元祖だと言ってもいい。

グレースは二十年以上も前から、すでに一部の人間には有名な場所だった。グレースホテルのコーヒーショップを知ったのはかなり古い。「店内は満席で、タイの女性が手ぐすね引いて待っている」と、誰かが言っていた。

そこで興味津々で行ってみたのだが、十分もしないうちに……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア タイ編』にて、全文をお読み下さい)

ブラックアジア【タイ編】表紙
『ブラックアジア・タイ編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』連載当時、多くのハイエナたちに熱狂的支持されたブラックアジアの原点。

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