◆人生を捨てた女の瞳。山奥の売春地帯にいたエラの静かな威厳

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インドネシア編
人生を捨てた女の目を、あなたは見つめたことがあるだろうか。それは、とても強烈なものだ。

寂然(せきぜん)の瞳というのだろうか。ままならぬ人生に長らく耐え、もの哀しさを抑えた瞳。それでいて、猛烈な意志の強さをまだ失っていない瞳。

エラの眼差しを忘れることはないだろう。

貧困、家族との別離、そして差別と言った理不尽な仕打ちに耐えながら、何百人、何千人の男に身体を預けて来た女の、激しいけれども、たとえようのない静かな瞳だった。

彼女は決して笑わなかったし、無駄口も叩かなかった。ひっきりなしに煙草を吸い、ひとりで静かに売春村の外に広がる山の風景を見つめている。

そんな朽ち果てたような瞳に、吸い込まれそうになった。今でもエラの眼差しは心に突き刺さっている。

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