タイ北部とミャンマーの国境を接する山岳地帯には様々な少数民族が住んでいて、それぞれが独自の文化を持っていることはよく知られている。
東南アジアはかつてはジャングル地帯だったので、それぞれの民族が孤立して存在しており、言葉も違えば、伝統も違ったのである。
その中で、もっともよく知られているのは「首長族」と言われている「カヤン」の人たちだろう。
東南アジアのことをよく知らない人でも、このカヤン族の女性を見ると、誰もが「テレビや雑誌で見たことがある」と叫ぶはずだ。
真鍮の首輪を何重も重ねた女性たちの異様な姿は一度見たら忘れられない。本当に、呆れるほど長いのである。