借金のために、新宿で週3回も立って売春していたという27歳の女性が売春防止法違反で現行犯逮捕されている。この女性は逮捕されたのは2回目だったのだが、職業は小学校の教師であった。
通常、こうした売春での現行犯逮捕は新聞の片隅にも載ることはないのだが、彼女は小学校の女性教師だったことで新聞沙汰になってしまっていた。当然、彼女は懲戒免職である。
新宿で売春と言えば歌舞伎町のハイジアがスポットだが、その他にも大久保公園の付近だとか、シネシティ広場だとか、ラブホテル街のバッティングセンターだとか、いろんなスポットがある。
彼女がどこに立っていたのか分からないのだが、素人が立ちやすいのはシネシティ広場かハイジアあたりだろう。
こうした女性は「立ちんぼ」と呼ばれるのだが、立ちんぼをする女性は失業して食い詰めている女性が多い。たとえば、私が知っている女性は新大久保のネットカフェで寝泊まりして、仕事にあぶれた日に大久保公園の付近で売春をしていた。
大久保公園は、高い柵に囲まれていて売春する女性たちから「大久保刑務所」と揶揄されている場所である。(ブラックアジア:大久保公園にずっといる「正体不明の女たち」は誰だったのか?)
数ヶ月前は、このコロナ禍の中なのに40代くらいとおぼしき女性が入口で堂々と立って客待ちしていたのは確認している。彼女は通りを歩く男たちには決して声をかけなかった。目を合わせて声をかけて、相手の男が私服警官だったら一発で逮捕されるからである。
27歳の教師は、運悪く私服警官に当たってしまったようだ。