タイのスラムで、一人暮らしの貧しい女性が、やつれ果て、全裸のまま朽ち果てるようにして死んでいった事件があった。
彼女はアルコールに依存し、最後までアルコールに飲まれたまま、スラムのバラック小屋の入口で倒れて死んでいた。小屋の中はいくつかの粗末な茶碗やバケツ等があるだけで、テレビもなかった。
なぜ、全裸でいたのかは分からない。バラック小屋の中にはクーラーもない。暑かった上に、アルコールが身体に入って上気していたのだろうか。
手足は完全に痩せ細って病的であり、足を折りたたんだまま死んだその後ろ姿には、背骨とあばら骨が浮いていた。腹部も非常に細く頼りなげだ。
ほとんど何も食べず、ただアルコールだけを飲み続けていたのだろう。
彼女の死体は隣人によって発見され、警察に届けられた。そして、いくつかの検証写真が撮られている。