ここ数年来、多くの精神学者・心理学者が述べているのは、20代の男たちから急激にセックスへの関心が薄れてしまっているという驚くべき事態だった。
それはすでに2006年あたりから兆候があって、たとえば2006年に実施された「現代男性の性生活を中心としたライフスタイルに関する実施調査」によれば、日本の20代の男性の30%が、セックスをこのように感じているという。
「単なる義務」「面倒くさい」
セックスに関心がないという男は昔からいなくもなかった。しかし、30%以上もの男たちが「面倒くさい」「あまり関心がない」というのは、どういうことなのだろうか。
そもそも、これは事実なのだろうか。
実は、コンドームの売上げが日本では激減しているとか、相手の男性がまったくセックスに関心を示さないという相談が女性側から増えているとか、多くの周辺情報からも、20代の男たちがセックスに関心を失ったことが裏付けられている。
いったい何が起きたのか?