バングラデシュのベンガル湾沿岸地区では、徐々に地盤が沈下して沿岸ギリギリに建てられた貧困者の家が崩れたり、水没したりしているケースが相次いで問題になっている。
実はバングラデシュの沿岸地区は海抜ゼロメートル地帯が広範囲に渡って広がっており、海水が何らかの影響で1メートル上昇したら、国土の18%が沈没してしまう。
毎年、バングラデシュは壮大なハリケーンが襲いかかって、あちこちの村や都市が水没しているが、それはこのような理由があった。
ところで、貧困者は常に環境の悪いところに住むという現象があるのは以前から繰り返して述べている通りだ。(なぜ途上国では線路沿いのうるさい場所に人が住み着くのか)
バングラデシュでも環境の悪い沿岸部に沿ってスラムができあがっている。そして、貧困者たちが集まる場所が固定化すると、そこに売春地帯が生まれる。
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