◆コロナ禍は、風俗という「女性の最後のセーフティーネット」も破壊した

◆コロナ禍は、風俗という「女性の最後のセーフティーネット」も破壊した

風俗産業はコロナによって壊滅的ダメージを受けている。これは風俗業界のメインストリートと化しているデリヘルも例外ではない。デリヘルは3月に入ってから客が激減し、デリヘル嬢も食べていけなくなった。

一部はそれでも鬼出勤してデリヘルにしがみついて生きている。そして、一部は昼職のパートやアルバイトのような職を探して生活レベルを落として生きている。

そして、さらに一部は違う分野にも参加している。(ブラックアジア:風俗で稼げなくなった海千山千の女たちの次の戦場は「パパ活アプリ」だった

どの道を選んでも、安定的な収入が得られるわけではなく、今まさにこの瞬間も、収入減で苦しむ風俗嬢は多い。所持金が底を尽き、明日の食費にも困っているシングルマザーも多い。

デリヘル業界も不景気になったのだが、性風俗関連の事業者は持続化給付金が対象外とされた。「社会通念上、公的資金による支援対象とすることに国民の理解が得られにくい」「暴力団等の反社会勢力と結びついている可能性がある」というのが政府の見解だった。

こうした政府の除外を差別だとして国を提訴した関西の事業者もいるのだが、結論は今日明日出るわけではない。

今でも営業できなくなってしまった風俗店がバタバタと潰れている。そして、生きながらえているデリヘル店も決して勝者総取りではなく、ギリギリの経営に追い込まれて四苦八苦している。

そうしているうちに、2020年も10月に入った。

戦後最悪とも言える経済悪化の中で分かったことがある。コロナ禍は「女性をますます貧困に陥れる社会現象」だったということだ。

もっと分かりやすく言うと、「社会がいったん巨大な不景気に飲み込まれ時、結局は女性が真っ先に切り捨てられ、見捨てられ、放置される」ということなのだ。現に今、そのようになっている。

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