中国は、ワイロを掻き集めて超富裕層になった人間と、文化革命以後から何の進歩もしていない超貧困層に分離している。
拝金主義は、猛烈な格差社会をあっと言う間に作り出して、その格差の差はもう埋めがたいまでに広がっていった。
革命が起きて中国共産党が崩壊するまで、この格差は埋まらない。間違えても、社会努力で埋まるものではない。貧困層は、内陸部に閉じ込められ、中国の発展とは何の関係もないところで、ひっそりと生きている。
貧困層には貧困層の人生があり、貧困層の世界がある。貧困層には金がないが、金がなくても男は性欲はある。そういった男たちを相手にする場末の売春宿もある。
また、歳を取っても性欲から逃れられない男もいる。そして同時に、生活はあるのに、やはり歳を取って男に相手にされなくなってしまった中年過ぎの女性もいる。
どちらも金がなく、どちらも若さがなく、どちらも売春宿にさえ居場所がない。他の国では、中年過ぎた女性は性産業から足を洗うことが多いが、中国の女たちはそうしない。とことん、金儲けに邁進する。