女性の身体は多種多様だ。人種によっても違うし、年齢によっても違う。そして、同じ人種や年齢でも、やはりその女性の生きている環境によって、まったく違っている。
ある女性は痩せた身体を持ち、ある女性は太った身体を持つ。しかし、痩せている、太っていると言っても、やはりその中で多くのグラデーションがあって、ひとりとして同じ身体を持つ女性はいない。
本来であれば、その無限なまでの女性の身体の「違い」こそが、男たちの関心を惹いて然るべきだ。汲んでも汲んでも尽きない泉のように、次から次へと「違う」身体を持った女性が現れる方が男にとって楽しいはずなのだ。
ところが、現実はそうではない。
男はメディアが「これが完璧な女性のカラダ」と言われたものをそのまま受け入れて、それ以外のカラダは価値がないような受け止め方をしている。
多くの若い女性もその「完璧なカラダ」を得るために努力している。しかし今、女性の身体をめぐって、2つの大きな問題提起があった。