格差が拡大していったとき、ある臨界点を超えた時点で競争が成り立たなくなる。
長距離マラソンで、先頭と後尾の集団があったとき、時が進めば進むほどその差は乖離していき、ある時点で後尾集団が絶対に先頭に入れなくなるのと同じだ。
競争は、あまりにも差がついたとき、もはや競争すること自体が敗者を冒涜する流れになるのである。
現在の資本主義は、もはや富裕層と貧困層の差は、競争が成り立たないほどの差となっており、それでも貧困層は資本主義から降りることを許されていない。
大人と幼児がボクシングで戦ったら殺戮ショーになってしまうが、それが平然と行われているのが現実の社会である。そんな中で、貧困層の女性たちが豊かになるのは不可能に近い。
いくら、大学に行っても、いくら仕事を一生懸命にがんばっても、社会構造からして豊かになることは絶対的に不可能だ。しかし、ただひとつだけ方法がある。