ミャンマーの少数民族ロヒンギャ族は、現在、東南アジアで最も迫害されている民族として知られている。彼らはビルマで殺戮されており、迫害から逃れて多くが国境を越えてミャンマーを去っている。
そのルートは海洋ルートと陸上ルートがある。以前はジャングルを越えてミャンマーからタイに入るルートが強かったが、最近はそのルートが軒並み捕捉されて遮断され、海上ルートが増えてきた。
しかし、この海上ルートも、タイ・マレーシア・インドネシアのすべての国が上陸を拒絶して追い返しているため、海上で数百人ものロヒンギャ族が内ゲバや餓死で死んでいる。
何とか闇に乗じて上陸できたとしても、山奥の難民キャンプで病死したり殺されたりして、適当に埋め捨てられているというのがタイ・マレーシアの両国で発覚している。
そして、ミャンマー北部からバングラデシュに逃れたロヒンギャ族も、逃亡地で犠牲になっていることが分かってきた。ドラッグと売春ビジネスに絡め取られていたのである。