◆死者29人、重軽傷者58人。タイで起きた乱射事件の現場はこのようになっていた

◆死者29人、重軽傷者58人。タイで起きた乱射事件の現場はこのようになっていた

閲覧注意
2020年2月8日。タイ東北部ナコンラチャシマ県のコラートで、ジャカパン・トンマという31歳の陸軍兵士が乱射事件を起こしている。

この男は、まずは金銭トラブルのあった上官の自宅を襲って上官らを射殺し、その後に軍の施設から武器を奪って近くのショッピングモール『ターミナル21』に軍用車両で移動、そこで市民を無差別に銃撃して回っていた。

最終的にはショッピングモールで人質を取って14時間も立てこもり、治安部隊と激しい銃撃戦を繰り広げていたが9日に射殺された。

たった一日で死者29人、重軽傷者58人の被害を出す大惨事と化した。

犯行の動機は本人がフェイスブックで「上官ら3人は報復のために殺害、残りは自衛のために殺害した」と述べている。

カネのトラブルで自暴自棄になって「相手を殺して自分も死んでやる」というところまで追い込まれた上での事件だが、こうした個人的トラブルにも関わらず無差別に市民を殺害しているわけで、被害者にとってはまさに「巻き添え」である。

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