ウクライナ問題で、ロシアがクリミアを編入し、ウクライナの東側を事実上の支配下に収めたとき、アメリカは激怒してロシアを経済制裁した。
最近、国際サッカー連盟(FIFA)が大規模な汚職で問題になっているが、これも汚職摘発を指導したアメリカが狙ったのは、ロシアのW杯の開催取り消しだったのではないかと言われている。
プーチン大統領とオバマ大統領は性格的に折り合いが悪く、そういった個人的な軋轢もまた国際政治に影を落としている可能性もある。
いずれにしてもロシアはアメリカの経済制裁によって2014年からどんどん貧困化している。
それでも、プーチン政権が瓦解しないのは、国民の大半が「強いロシア」を具現化するプーチン大統領を支持しているからであると言われている。
多少の経済困窮があったとしても、ロシア国民は強いプーチン大統領が巻き返してくれると信じている。