インドでは絶対貧困に苦しむ人たちが大勢いることは誰でも知っている。しかし、私たちの99%は彼らを助けることはない。苦しんでいる人たちがいることは知っていても私たちは助けない。
「人は助け合って生きるべき」というのは美しい理想なのだが、インドの貧困層の話になったら「なぜ、よりによってこの私が見知らぬ彼らを助けないといけないのか?」という思いになる人が大勢だ。
フィリピンにもストリート・チルドレンが大勢いて、今もゴミの山を漁って暮らしている。
あるいはフィリピンの本当に貧しい子供たちは「パグパグ」のようなものを食べている。「パグパグ」は凄まじい食べ物だ。(ブラックアジア:フィリピンの極貧層だけが食べる新料理「パグパグ」の正体を知りたいか?)
しかし、私たちの99%は彼らを助けることはない。助けない理由はやはり「自分とは関わりがないから」ということになるのだろう。
国際通貨基金(IMF)によると、2019年の今も世界の貧困人口は13億人いる。あなたは先進国の日本で暮らしているので絶対貧困ではない。彼らよりもはるかに良い水準で生活をしており、貯金もそれなりにあるはずだ。
たまに、おいしいものを食べる余裕もあるはずだ。しかし、私たちの99%は彼らを助けることはない。
では、同じ日本人なら助けるのか。