プレイボーイ誌がヌードグラビアの掲載を2016年3月からやめるという「方向転換」が大きな話題を呼んでいる。
プレイボーイと言えば「美しい女性の、誰もが見とれるヌード」が看板だったわけで、それをやめるというのは一時代が終わることを意味する。
ただし、多くの出版物の例に漏れず、プレイボーイ誌の紙媒体はすでにとっくの前に「一時代を終えた」形になっている。
この雑誌の全盛期700万部だった売上は、現在は80万部であり、売上規模はもはや10分の1になろうとしている。知名度は抜群だが、にも関わらず今後は売上も部数もさらに落ちていく可能性が指摘されていた。
凋落の理由は明らかだ。インターネットの爆発的普及と、それによる「ヌード、ポルノの陳腐化」である。
プレイボーイ誌の最高経営責任者は現在の状況をこのような言葉で表現している。「今や、クリックするだけで無料であらゆる性的行為が見ることができる時代だ」
もはや、雑誌がヌードやポルノを扱ったところで、その物量に関してはインターネットに適わない。