◆一家皆殺し。生きてきた証(あかし)を完全に抹消する

◆一家皆殺し。生きてきた証(あかし)を完全に抹消する

閲覧注意
中国には「族誅(ぞくちゅう)」と呼ばれる処刑がある。

それは重罪を犯した人間を、一族もろとも皆殺しすることである。その人間の家族を皆殺しすることもあれば、その人間の家族と親族をみんな皆殺しすることもあった。

また、現在の北朝鮮でも国家謀反を働いた政治犯を、一家もろとも皆殺し処刑することもあると言われている。

最近では張成沢(チャン・ソンテク)という政治家が、この族誅に遭っている。

張成沢が金正恩に裏切りを働いたということで、この男の家族のみならず、一族全員が赤ん坊含めて完全に皆殺し処刑にされた。2013年12月のことだった。

歴史的に見ても、紛争に負けた部族や民族が一族まとめて完全に根絶やしにされて、係累を死滅させるという処刑はめずらしくない。

犯罪の世界でも、まれに一家皆殺し事件が起きることもある。1989年のオウム真理教に殺された坂本堤弁護士一家殺害事件もそんな事件のひとつだった。あるいは、2000年に東京都世田谷区で起きた一家4人殺害事件もあった。

なぜ、一家皆殺しという事件は起きるのか。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ブラックアジア会員登録はこちら

CTA-IMAGE ブラックアジアでは有料会員を募集しています。表記事を読んで関心を持たれた方は、よりディープな世界へお越し下さい。膨大な過去記事、新着記事がすべて読めます。売春、暴力、殺人、狂気。決して表に出てこない社会の強烈なアンダーグラウンドがあります。

閲覧注意カテゴリの最新記事