閲覧注意
メキシコの麻薬戦争(ドラッグ・ウォー)では、何度も軍が投入されて、そのたびに地域のドラッグ組織が壊滅して「麻薬戦争はメキシコ政府が勝ちつつある」と報道がなされる。
しかし、2015年10月に入ってもまだメキシコでは残虐非道なドラッグ組織が根を張っていて、次から次へと新しい組織が台頭し、また元の無法地帯に戻る。
市民も立ち上がり、ドラッグ組織を暗殺する秘密部隊が民間で組織されても、気が付けばドラッグ組織の方が地域を支配する最悪の状況になっている。
メキシコのいくつかの地域では、法よりも暴力の法が強い。
警察官も、警察署長も、弁護士も、すべてドラッグ・マネーで汚染されている。言うことを聞かない人間は、拷問され、首を切られた上で高速道路に吊されて見せしめになる。
女性であっても容赦ない。ドラッグ組織に対立してバラバラに解体されて路上に捨てられていた女性弁護士の件もあった。
以前にも彼女の壮絶な死を取り上げたことがあったが、その死に様はあまりにも残虐だったので、私は躊躇してすべてを取り上げなかった。