「16歳の少女との性行為は今は違法だが、それが永遠に続くとは限らない」などと発言すればどうなるだろうか。言った人は、恐らく激しい糾弾に遭うはずだ。
「お前は児童性愛者(ペドフィリア)なのか? 明らかに違法だし、それを合法にするのは狂っている」と誰もが思う。しかし、それは現代人の思い込みかもしれない。
かつての日本では、16歳で結婚するのは別に珍しいことではなかった。江戸時代から昭和初期まで、それは珍しいどころか、むしろ当たり前でもあった。
ちなみにアフリカでもアフガニスタンでもインドネシアでもインドでもバングラデシュでも、16歳で結婚など今でもザラにある。珍しくない。
私が2014年に知り合ったインドネシア女性は、15歳で結婚したと私に告白した。数十年前の話だとかではない。今の話だ。(イナ。15歳で結婚、16歳で出産、そして売春地帯に堕ちた)
しかし、今では18歳未満の「少女」との性行為を持つことは青少年保護育成条例の「淫行」に値する犯罪なので逮捕される原因となる。社会の常識が変わった。
法律がそう決めたのは、社会が複雑化して人間の寿命も延びて早い結婚が少女のためにならないからである。それは女性の人生を守る上で、とても人道的で素晴らしい措置だ。
大人は少女の人生を守るためにも、未成年を性の対象にすべきではない。