アメリカでは「バス・ソルト」と呼ばれるドラッグに狂った男が、ホームレスの顔面を貪り食った事件があった。2012年5月のことだった。(ゾンビ事件。錯乱した男がホームレスの顔面75%を食いちぎる )
それ以来、バス・ソルトは「ゾンビ・ドラッグ」として知られるようになっているが、このゾンビ事件から3年経って、合成ドラッグは社会から駆逐されたのだろうか。
いや、逆だ。このドラッグはすっかり市民権を得て、アメリカのみならず、ヨーロッパ、ロシアでも猛威を振るうようになっている。
合成ドラッグは日本でも「危険ドラッグ」として入り込んでいるが、昨今の警察の気合いを入れた摘発によって水際で蔓延が防がれている。(危険ドラッグの蔓延が止められなくなると、どうなるのか)
ドラッグは金になる。だから、どこの国でもマフィアが必ず手を出すのがドラッグ・ビジネスである。いったん、この「合成ドラッグ」というカテゴリーができた以上、このドラッグはこの世から消えることはない。
その結果どうなったのか。