閲覧注意
残虐過激武装組織ISIS(イスラム国)が壊滅状態と化して、イラクは復旧にはまだほと遠いものの、治安は以前に比べるとゆっくりと回復している途上である。
首都バグダッド(バグダード)も地方都市もインフラは破壊されたままの場所が多く、「早く何とかしてくれ」というデモもしばしば起きている。
バスラでも「停電と水不足の改善を!」というデモが起きているのだが、このデモの主催者は、実はスアド・アル・アリという名の女性だった。彼女はイラクにおいて女性の地位向上のために活動してきた著名な人物だった。
2018年9月25日、彼女は武装組織に殺された。車に乗り込もうとしたところ、後頭部を撃たれた。即死だった。(ユーチューブ:スアド・アル・アリ射殺)
2018年8月23日に、ラシャ・アル・ハッサンという名のイラクで有名な美容関連の仕事をしている女性も撃ち殺されていたのだが、スアド・アル・アリの死は「女性が活躍したらいけないのか……」という空気をイラクにもたらしていた。
そして、次の事件が起きてイラクに大きな衝撃を与えた。美人インスタグラマーとして270万人ものフォロワーを持つ女性タラ・ファレスの射殺だ。