◆ルーマニアの闇。ヴァン・ダムに女性を斡旋したモレル・ボレラとは何者か?

ルーマニアは人身売買の巣窟となっている国であり、国中の少女たちが人身売買業者の標的となっている。そんな中、慈善活動にも積極だった同国の大物実業家であるモレル・ボレラの「裏の顔」が暴かれているのが注目されている。

きっかけは、有名なアクション俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムが、ルーマニアで人身売買被害者の女性と性的関係を持ったとして刑事訴追されたという事件に端を発している。

訴状によれば、ヴァン・ダムは約10年前のカンヌのイベントで、ボレラ側が用意した女性5人を「ギフト」として受け取ったとされ、被害者の一部は人身売買の被害者であったとされる。

この件を目撃した女性が当局に通報し、フランスとルーマニアの捜査協力につながった。ヴァン・ダムは必死で否定しているのだが、女性たちはたしかにヴァン・ダムが自分たちを「受け取った」ことを証言している。

ヴァン・ダムに女性を斡旋した「モレル・ボレラ」だが、興味深いことにこの実業家は人権活動や若者支援を掲げて活動していた。

表向きは「きれい事」の市民教育や文化事業に携わりながら、裏では自国の女性を囲い込み、セックス産業に送り込むシステムを作り上げていたのだから言語道断の二面性である。

モレル・ボレラは2000年代からNGO団体や、モデリングエージェンシーを運営してきた。これらの組織はEUのや地方自治体の資金を受け、民主主義教育や若者支援をおこなう団体として認知されていた。モレル・ボレラはこうした国際機関との関係を強調し、社会的信用を得ていた。

ところが、これらの活動は裏の犯罪行為の隠れ蓑に過ぎなかったのだ。

ボレラによる性的搾取の疑いが初めて公に報じられたのは2020年だった。ルーマニアの報道機関が詳細な証言を掲載した。被害者は、モデルとして成功するという約束を信じて組織に入ったが、入ると彼女たちは異様な状況に置かれたのだった。

その方法が興味深い。それは……

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コメント

  1. 晶子 より:
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