近年、フリマアプリのメルカリでは、「妊娠関連グッズ」が禁止されるとの発表が出てきている。具体的には、妊娠検査薬で陽性と判定されたものや、産婦人科で撮影される胎児のエコー写真などである。
これらは日常的な商品の売買とは性質が大きく異なる。言ってみれば、プライベートなものだ。にもかかわらず、それが商品としてやり取りされていた。
妊娠検査薬は、家庭で手軽に妊娠の有無を確認できる市販品であり、通常は女性が新品の製品を買ってそれで判定する。ところが、メルカリ上では使用済みの、しかも「陽性判定済み」の検査薬が3,000円前後で出品されていた。
胎児のエコー写真も同様である。産婦人科で撮影される超音波画像は、女性が自分の胎内に赤ん坊がいることを確認するものだ。とてもプライベートなものだ。こうしたものも販売されていた。
なぜ、こんなものが売っているのか?
それは「妊娠した」と騙して、男から慰謝料や堕胎費を請求する女性たちのツールとなるからだ。妊娠していないのに「妊娠した」と言って、狼狽する男からカネをむしり取っていく。
妊娠初期の段階では、外見から妊娠を確認することができないため、ただ「妊娠した」というだけでは信憑性が薄い。そのために、妊娠した証拠として、メルカリで売っていた「陽性の妊娠検査薬」や「胎児のエコー写真」を使う。
要するに、メルカリで売っているそれらは詐欺のツールなのだ。
以前から詐欺にかかわる女性たちのあいだでは「陽性の妊娠検査薬を出せばいい」「エコー写真を買えば妊娠を信じさせることができる」といった情報がSNSなどでシェアされていた。
詐欺をする女たちの犯罪のツールが売られていたのだから、メルカリも慌ててそうした商品の販売を中止するのも当然だろう。すでに何年も放置されていたわけで、対処は遅きに失したとも言える。



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