梅毒が相変わらず増加の一方となっている。梅毒は性行為で粘膜や皮膚の小さな傷から感染するのだが、感染すると性器まわりや口にしこりや発疹が現れ、いったん治ってから今度はバラ疹が全身に出たりする。そして、最後は鼻が落ちたり皮膚が崩れたりして死んでいく。脳に達したら発狂する。
そういう性病が日本で広がっており、主に若い女性と40代あたりの男性の間で感染者を増やしている。売春や風俗の現場で広がっているのが年代でわかる。ちなみに梅毒は1回のキスでも感染する。
梅毒の広がった発端はインバウンドでやってきた中国人であったかもしれないが、いったん風俗・売春の現場で広がったら今度は日本人同士の感染となるわけで、すでにそういうフェーズに入っている。
風俗・売春にかかわるアンダーグラウンドの人間たちは、みんな梅毒に感染するリスクを負っている。彼らが表社会の人間と関わると、今度は表社会でも広がっていくので、梅毒はとめどなく広がっていくのだろう。
ところで、梅毒が広がっている中で、日本でも人食いバクテリア(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)過去最多になっている。この人食いバクテリアは多臓器不全や呼吸不全などを起こし、発症から数十時間で死亡することもあるという危険なものだ。
主に、中国や東南アジアや中東などで広がっていたものだが、いつの間にか日本でも広がっていくフェーズに入っていた。致死率は3割である。劇症なので、発見が遅れれば遅れるほど命のリスクがある。増加の原因ははっきり分からない。
この人食いバクテリアだが、報道によると「男性が風俗店で口腔性交渉後に陰部に感染して劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症したケースもある」ということである。風俗・売春の世界は性病・感染症の汚染源なのだが、人食いバクテリアの感染例まで登場して、ますますリスクが高い汚染源となっている。