世の中には女性に寄生することしか考えていない男が腐るように存在している。彼らはヒモと呼ばれているのだが、水商売や風俗に勤める女性たちだけでなく、ごく普通の女性でもヒモに多額の金を使われてしまって、どうにもならなくなってしまっているケースも多い。
ホストもヒモの一種だが、ホストだけではない。無職で何もしない男もいれば、チンピラもいれば、夢を語るだけで努力をしない男もいれば、最初から女性を騙すことを目的とした結婚詐欺師もいる。
彼らは言葉巧みに女性に取り入り、気づいたらどんどん女性のカネを使っていく。最初は少額を借りて、それを重ねて借りる額を増やしていく。
女性は、貸した金額がある程度の額になると別れにくくなる。別れてしまうと今まで貸した分が完全に戻ってこなくなるからだ。それまで貸した分は「全損」になってしまう。
要するに、女性は貸した額が大きいと、むやみに損切りができなくなるのである。しかし、ずるずると付き合えば付き合うほど被害は大きくなっていく。
女性が「貸したカネを返して」と言うと、愛や恋や夢を語って先延ばししたり、少額だけを貸して先延ばししたり、逆ギレして先延ばししたりする。「お前がそんな冷たいことを言うとは思わなかった」と、女性に罪悪感を抱かせるようなことを言い出すこともある。
とにかく、いったん借りたカネは返さない。それどころか、女性に黙って財布から現金を盗んだり、カードを使い込んだり、女性の所有物を勝手に売ったりすることもある。それがヒモの手口だ。
それにしても、こういう人間は最初から見抜けないものだろうか?