◆日本は間違いなくドラッグ禍に見舞われるのは、貧困と「これ」が増えていくから

◆日本は間違いなくドラッグ禍に見舞われるのは、貧困と「これ」が増えていくから

人々はハッピーになりたい。人々は世間の憂さを晴らしたい。人々は快楽に浸りたい。人々は多幸感に包まれたい。

なぜなら、生きるというのは非常に苦しい場面もつらい場面も悲しい場面もたくさんあって、とても正気ではいられないほど心が疲弊していることが多いからだ。「心が折れる」という表現があるが、しばしば心が折れるような出来事が起こる。

まるで自分がこの世で取るに足らない人間のように思えたり、自分は社会にとっては「無駄な存在」ではないのかと感じたりすることもある。まるで終わりのない無限地獄に放り込まれてしまっているかのように見えることもある。

特に人々を苦しめるのは「経済困窮」であり「未来への絶望」である。

誰もが労働に向いているわけではない。誰もが毎日働きたいと思っているわけではない。のんびり、気楽に、楽しく暮らしたいだけの人もいる。しかし、資本主義ではそんな「贅沢」は許されない。

必死で働かなくてはいけない。しかし、誰もが学歴や人脈《コネ》や能力や才能を持っているわけではない。また、いろんなものを持っていても健康を害したり、運がなかったりして絶望に追いやられてしまう人もいる。

ある瞬間、ふと「自分は貧困から抜け出せないんだな」「将来も真っ暗だな」と気づいた時は絶望しかない。

今いる現実から逃避したい。しかし、人間は誰でもいろんなしがらみを持っているので逃げようと思っても逃げられない。ところが、ほんの少し「吸ったり」「飲んだり」するだけで、この無限地獄をひとときだけ忘れられる魔法のような物質がある。それが、ドラッグである……。

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