◆屋外で陰部を露出しながらスリルと快楽を味わう男が長生きしないと思う理由

◆屋外で陰部を露出しながらスリルと快楽を味わう男が長生きしないと思う理由

最近、福島県伊達市の19歳の大学生が電車内で陰部を露出したとして逮捕される事件があった。露出で逮捕されるというのは限りなく情けないことではあると思うのだが、こうした事件は実はかなり多い。

宮崎県では商業施設の駐車場に車を止めた男が車の中で下半身を露出して女性に見せびらかして逮捕されているし、大阪でも府職員の27歳の男がやはり電車内で下半身を露出したとしてわいせつ陳列罪で逮捕されている。

下手したら逮捕される可能性があるのだが、それでもやってしまう男たちはスリルが性欲と快楽に結びついていて、それが止められない状況になっている。「もしかしたら人生が終わるかもしれない」というギリギリを攻めるのが彼らにとっては身震いするほどの快楽なのだ。

スリルを追い求める人間は確かにいる。安全よりも危険《リスク》を求める人間が確かにいる。

露出だけではない。崖をよじ登ったり、山頂から飛び降りたり、高所に登ったりするような一歩間違うと死んでしまうようなスポーツをすることでスリルの快感を味わう人間もいる。

あるいは、戦場から戦場へとさまよい歩いて戦いながら稼ぐ傭兵のような人間もいる。あるいは、金融マーケットで、一歩間違うとすべての資産が吹っ飛ぶようなリスクを敢えて取る人間もいる。

かつて、世界を旅するというのは未知の文化、未知の病原体、帰って来られるのかどうかも分からないあらゆる危険を伴うものであり、凄まじいリスクだった。こうした時代でもマルコポーロのように好んで世界を渡り歩いていた人間もいた。

逮捕されるかも、すべて失うかも、死ぬかも、殺されるかも……。普通の人はそうしたものを避ける。しかし、そこに突っ込んでいってスリルを味わう人間は間違いなく存在する。

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