◆インドの売春地帯をさまよっていた時を振り返り、思うこと

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インド編
長らく、インド売春地帯のことを書いてきたので、インドの売春地帯をさまよっていた時を振り返り、思うことをここで書いておきたい。

インド・バングラデシュの売春地帯は、ひとことで言うと、憎しみと犯罪に満ちた場所だった。

ネズミの這い回る汚れたインドのスラムの部屋で、大多数の女たちが見せたのは、親愛の情ではなく、無関心と敵意だった。

あらん限りの理不尽なバクシーシの要求と、悪罵を浴びせられた。ギャングは金を毟り取り、女たちは殴りかかってきた。

さらに精神的に病んでしまった女性と、性病の蔓延……。

インド圏の殺伐とした売春地帯は、東南アジアのどこか郷愁を感じさせるような売春地帯とは完全に違っている。

そこでは野獣のような男たちが女性を食い物にしており、そのせいで女性までもが野獣のように荒々しくなっていた。

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