中国・上海市の黄浦江で豚の死骸が不法投棄されていた事件だが、最初は1000頭と言われていた死骸は、最終的には6000頭ほどの数になった。
死んだ豚を処分するのにも金がかかる。だから、不法投棄になっていくのだが、現場の写真を見るといくつか気がつくことがある。
それは、確かに豚の死骸もあるにはあるのだが、その他にも大量のゴミが一緒に回収されていることだ。
この黄浦江の水源は上海の人々の飲料水になるものだと言うことだが、今回の豚の死骸の不法投棄がなくても、もともとこの黄浦江はそれほどきれいではないことが分かる。
中国では村人全員が癌を発症している癌症村も数百箇所あると言われているが、その原因の多くは水汚染から来ている。
中国は大気汚染のみならず、水汚染もまた尋常でない状況になっているのが分かる。