◆犯罪者が実践。誰でも簡単に偽装パスポートを作れてしまう

◆犯罪者が実践。誰でも簡単に偽装パスポートを作れてしまう

2008年8月に、タイ在住の日本人が、殺された事件があった。彼は書籍を出していたので、この事件は有名になった。

犯人は2人いた。犯人たちは書籍を出しているその著者に金を預けて増やしてもらおうとしたのだが、著者は運用に失敗して大損を計上した。

そこで犯人たちは著者を殺して、帰国してから著者の貯金を奪い取った。その後、犯人のうち一方は自首するが、もう一人は警察から逃れてウィークリーマンションを転々として「逃亡者」となった。

そして、信じられないことが起きていた。この逃亡者は、逮捕されるまでの8ヶ月間の間に6回も海外に出ていたのである。

偽造パスポートを作って海外に出ていたのだが、警察に追われていた逃亡者が、どうやって偽造パスポートを作ったのだろうか。何か特殊な技術があったのだろうか。

いや、実はその手口は、誰でも簡単にできると言ってもいいような、実に呆気ないものだった。

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