知的障害者の性については、以前にも取り上げたことがある。(セックス・ボランティア。障害者との性に向き合うということ)
知的障害者も人間であるからには、年頃になると性の欲望が芽生え始めて鬱積した気持ちを持つようになる。
しかし、知的障害であるがゆえに、自分の中で湧き上がってくるそれが何か気付かないこともあるし、また性的な欲望をどのように処理したらいいのか分からないこともある。
だから、下半身を剥き出しにして歩いてしまったり、自傷行為をしてしまったりすることもあれば、本能で見知らぬ女性に抱きついていったりすることもあるようだ。
実際に知的障害の子供たちを持つ家庭では、この性の問題は非常に切実なものとなっている。
最近はこういった「障害者の性」の問題について、真剣に取り組む団体が世界各国で生まれているのだが、日本にもまたそういった団体がいくつか誕生している。