アメリカの映画を観れば白人と黒人が和気藹々とチームを作り上げて困難に向かっていく映画が多い。白人と黒人の共存関係はアメリカで成功しているように見える。ところが細かく見ると、現実は映画ほどうまくいっていない。
アメリカでは警官の過剰暴力が次々と問題になり、その多くは黒人が犠牲者になる。アメリカでは黒人市民が白人の警官に射殺されるのである。
また、「人種差別はいけない」とアメリカ人の多くは口では言うのだが、高校生にもなると白人の子供は白人と付き合い、黒人の子供は黒人と付き合い、明確に付き合う人種が分かれていく現実がある。
もちろん例外はあるのだが、多くは人種でグループが分かれてしまう。
幼稚園や小学校では一緒になって遊んでいたはずなのに、成長していけばやがて「違い」を感じて、白人は白人と、黒人は黒人と付き合うようになっていく。