働かないで金をせびってくるパートナー、浮気や不倫を繰り返すパートナー、暴言・恫喝・威嚇・暴力を恒常的に繰り返すパートナー、いつも反論・嫌味・批判・論破を向けてくるパートナー、自分のことしか考えず負担ばかりを押しつけてくるパートナー……。
こうしたパートナーに苦しんでいる女性は多い。
「別れた方がいいでしょうか?」と相談されることもあるのだが、私の答えは常に「イエス」でしかない。実のところ相談を持ちかける女性もあっちこっちに相談して、いろんな人から「早く別れろ」と言われていたはずなのだ。
しかし、「相手も変わってくれるかもしれない」とか「今までだいぶお金を貸した」とか「私がいないとこの人はどうやって生きていくのか?」とか「別れたらストーカーされるかもしれない」とか「惰性でここまで付き合ったので簡単にいかない」とか、いろんな理由を持ち出して、結局は別れない選択をする。
しかし、壊れた関係を修復するというのは本当に難しい。相手が信用できなくなっていくと、溝はどんどん深まり気持ちは離れていく一方になる。「こぼれた水は盆に返らない」のである。
相手が自分にとって「害を為す存在」と化したら、時間が経つほど深刻化する可能性が高い。別れるのは早いに越したことはない。
離婚の原因は男女ともに「性格の不一致」である。一言で「性格の不一致」と言うが、別れに至るまで、長く、苦しく、痛ましい「不一致の積み重ね」が積もっていたのであろうことは窺える。