現代人にとって、史上最高の贅沢な体験とは何か。人によってそれは様々だが、このように言う人もいる。
「好きな時に寝て、好きな時に起きる生活」
多くの人がそれに納得するかもしれない。なぜなら、現代人の多くは時間に拘束されて生きており、時間で動かされる機械の部品のような生活をしているからだ。
いったんそこに組み込まれると、そこから抜け出すことは難しい。それが現代文明の宿命である。だから、「好きな時に寝て、好きな時に起きる生活」というのは、最高の贅沢となっていく。
逆に言うと、多くの人は自分の体調よりも時間を優先する生活にならざるを得ない。自分よりも、時間の方が重要なのである。
どんなに体調が悪くてつらくても、眠くても、だるくても、やる気がなくても、とにかく起きて、耐えて、時間を守るために必死になって動くしかない。