かなり以前の話だが、インドのマンガロール(バンガロールとは別の場所)で、10人の売春女性がホテルで違法売春をしていたということで、ホテルの経営者もろとも全員逮捕されたことがあった。
このとき、逮捕された女性たちの現場写真があったのだが、彼女たちは、ほとんどがケーララ州から来た女性たちだという説明が載っていた。
ケーララ州というと、インドの最南端である。右隣はタミルナードゥであり、さらに南東にはスリランカがある。
スリランカのシンハラ人や、タミルナードゥのインド人は非常に肌が黒く、時には黒人のように見える人々もいるのだが、逮捕された売春女性たちを見て、私はふと疑問に感じたのだった。
不思議なことにケーララ州から来たと言われている売春女性の誰もがそれほど黒い肌をしていなかったのである。黒いというよりも、むしろ白く感じた。