2014年7月18日、アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空MH17便がウクライナ上空で撃墜されて、乗客295名が全員死亡するという事件が起きている。
墜落現場はウクライナ・ドネツクの東50キロの地点で、高度約1万メートルを飛んでいるときに、地対空ミサイルで撃墜されたという。
どの武装組織が実行したのかは今後判明していくことになるが、地対空ミサイルは、ロシア製の「Bukミサイル迎撃システム」であると言われている。
つまり、親ロシア派の武装組織、もしくはロシアの特殊部隊の仕業である可能性が非常に高い。しかし、民間の航空機を親ロシア派が撃墜して得られるものは何もない。
それによってロシアへの制裁はさらに厳しい状況になっていき、ひいては親ロシア派を追い詰める動きになっていく。
状況から見ると「誤射」であったと思われるが、恐らくアメリカはこの状況を利用して、ロシアをますます締め付けることになるのは間違いない。
場合によっては、ロシアを窮地に追いやるアメリカの陰謀という話も出てくるはずだ。