2011年にチュニジアで独裁者打倒の「ジャスミン革命」が起きてから、中東・北アフリカでは次々と独裁者打倒の動きが伝播して、それが現在の超過激派「イスラム国(IS)」の台頭につながった。
このイスラム国(IS)の前身は、アルカイダ系のテロリストである、アブ・ムサブ・ザルカウィがイラクで行っていたテロ組織「タウヒードとジハード集団」だ。
このビデオの前で人質の首を切断するという狂気のテロ集団が、やがて国を作ることになるとは誰も予測していなかったし、アメリカ自身もまたこのようになるとは当然考えていなかった。
2011年から中東で起きている事態は、陰謀ではなかったし、欧米の指導者にも不意打ちだったのである。(リビアの大虐殺の中で、イギリスの石油利権が吹っ飛びそうになっている)
アメリカはエジプトのムバラク政権を助けるのかどうかでもオバマ陣営で内輪揉めに近い議論があった。
イギリスに至ってはリビアのカダフィ政権がそのまま続くと見て、トニー・ブレア元首相も、リビアと深く関わっており、2011年の中東での激震に蒼白になっていた。
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