「シュガー・ダディ」という言葉がフィリピンにはある。直訳すれば「甘いお父さん」という意味だが、これは物事に甘いお父さんという意味ではない。
フィリピンは現在のベニグノ・アキノ大統領になって、大きく経済成長しているのだが、それでも貧困層は貧困のままで、若い女性も生活費や学費に苦労している。
フィリピンもご多分に漏れずれっきとした学歴社会で、大学卒業の学歴がないと、「絶対に」と言っていいほど正社員にはなれない。
叩き上げだとか、実力があるというのを正当に評価するのは日本くらいで、大学を出ていないとその時点で一生の負け犬だ。
これは、女性であっても事情は変わらない。若い女性も何とか大学を卒業できるように、必死になって大学に通う。しかし、先立つものがない。家族も貧しく、誰も彼女の向上心を支えきれない。
だから、生活や学費を資金援助してくれる人をフィリピンの若い女性は求めている。そんな「男」がいたら、フィリピンの若い女性は「ある取引」をして資金援助をしてもらう。