あなたはも2015年4月25日に起きた地震のことなど、もう関心がないはずだ。この地震はネパール経済を直撃しており、現地の復興も遅れているばかりか、被災者の救済も遅々として進んでいない。
これはネパールに限った話ではないが、途上国・新興国では、大規模な自然災害が起きると貧困者が一番ワリを食う。
彼らはもともと国から福祉も援助もなく、社会から見捨てられている。災害に襲われて家屋を失うと、文字通り路頭に迷うことになる。
大規模な災害ともなると、その直後は支援されるかもしれない。世界中のマスコミが連日それを報じるだろう。しかし、数ヶ月もすると、急激に忘れ去られて放置される。
本当は数カ月後からが本当の支援が必要になるときなのだが、国際社会の関心は消え、支援はそこで打ち切られてしまうのである。そして、貧困層が窮地に追い込まれ、貧困にあえぐ女性にある動きが起きる。
何が起きるのかは、言うまでもない……。